眠れない夜が、変わった。寝かしつけ後のピラティスで睡眠の質が整うまでの3ヶ月記録
「子どもはぐっすり眠っているのに、どうして私は眠れないんだろう」——堺市北区に住む30代のママから、そんな声を聞かせていただきました。
寝かしつけでうとうとしたはずなのに、いざ自分が布団に入ると目が冴えてしまう。夜中に何度も目が覚めて、朝はずっと体が重い。今回は、そんな眠りの悩みを抱えていたママが、ピラティスと出会って3ヶ月でどう変わっていったのか、その記録をご紹介します。
同じように「眠れない夜」を過ごしているあなたに、何かヒントが届けば嬉しいです。

「寝ても疲れが取れない」毎日が当たり前だった頃
2歳の娘さんを育てるAさん(30代・堺市北区在住)の一日は、朝6時に始まります。朝ごはん、保育園の送り、仕事、お迎え、夕飯、お風呂、寝かしつけ。気づけば夜の9時です。
「寝かしつけで一緒に寝落ちして、夜中の1時にハッと目が覚める。そこから眠れなくなって、スマホを見ているうちに3時……という夜を何度も繰り返していました」
朝起きても疲れは取れず、日中はイライラしがち。娘さんの些細ないたずらに声を荒げてしまい、自己嫌悪に沈む夜もあったそうです。
「眠れないのは育児中だから仕方ない、って諶めていたんです。でも本当は、ずっとしんどかった」
きっかけは、ママ友の何気ないひと言
転機は、保育園のママ友との立ち話でした。
「最近よく眠れるようになってん、って友達が言ったんです。聞いたら、なかもず駅の近くのピラティスに通い始めたって。正直、ピラティスと睡眠って結びつかなくて、『運動したら疲れて眠れるってこと?』くらいに思っていました」
それでも、「女性専用で、マンツーマンで、1回30分」という言葉が頭に残ったそうです。
「グループレッスンだったら絶対無理やと思ったんです。体力もないし、運動は学生以来。でもマンツーマンで30分なら、私でもいけるかもって」
中百舌鳥駅からすぐという立地も後押しになりました。買い物ついでに寄れる距離なら、続けられるかもしれない——そう思って、体験レッスンを予約したのが3月の初めのことでした。

はじめての体験レッスンで気づいた「呼吸の浅さ」
体験当日。緊張しながらスタジオの扉を開けたAさんを迎えたのは、女性インストラクターの穏やかな笑顔でした。
カウンセリングで眠りの悩みを打ち明けると、インストラクターはまず姿勢と呼吸をチェックしてくれたそうです。
「言われたのは、『呼吸がすごく浅くなっていますね』ということでした。抱っこで肩が内側に入って、胸が広がりにくくなっているって。深呼吸してみてくださいと言われてやってみたら、自分では大きく吸っているつもりなのに、肋骨がほとんど動いていなくて。衝撃でした」
呼吸が浅いと体が休まりにくく、眠りの質にも関わってくると言われているそうです。リフォーマーというマシンを使った初めてのレッスンでは、「呼吸をしながら動く」ことだけに集中した30分。
「終わったあと、体がぽかぽかして、胸のあたりがスーッと軽くなった感じがしたんです。その夜、久しぶりに朝まで一度も起きずに眠れて。たまたまかもしれないけど、ちょっと泣きそうになりました」
1ヶ月目:寝つきが少しずつ変わってきた
Aさんは週1回、土曜の午前中に通うことを決めました。夫が娘さんを見てくれる、貴重な「自分だけの30分」です。
最初の1ヶ月で感じたのは、寝つきの変化だったといいます。
「レッスンで習った呼吸を、寝る前に布団の中でやるようにしたんです。鼻から吸って、口から細く長く吐く。それだけなのに、考えごとがぐるぐる回る時間が短くなって、気づいたら朝、という日が増えてきました」
もちろん、毎晩うまくいくわけではありません。娘さんの夜泣きで起こされる日もあれば、考えごとで眠れない夜もある。
「でも『眠れない自分はダメだ』って責める気持ちが減ったんです。眠れない夜があっても、呼吸すれば大丈夫、っていうお守りができた感じでした」
2ヶ月目:夜中に目が覚める回数が減った
2ヶ月目に入る頃、Aさんはもう一つの変化に気づきます。夜中に目が覚める回数が、明らかに減っていたのです。
「前は一晩に2回も3回も目が覚めていたのが、気づいたら朝までぐっすりの日が週の半分くらいになっていました。目覚ましの前に自然に目が覚めて、しかも体が軽い朝があるんです。こんな感覚、出産してから初めてでした」
レッスンの内容も少しずつ変わっていきました。呼吸が安定してきたAさんに合わせて、インストラクターが骨盤まわりや背中をほぐす動きを増やしてくれたそうです。
「抱っこで凝り固まった肩甲骨まわりを動かすと、終わったあと視界まで明るくなる感じがして。『眠るためには、まず日中の体の緊張をゆるめることが大事なんですよ』と教えてもらって、なるほどなと思いました。毎回同じメニューではなく、その日の体調を見て組み立ててくれるのがありがたかったです」

3ヶ月目:朝の目覚めと、心の余裕の変化
3ヶ月目。Aさんの生活には、はっきりとした変化が表れていました。
「一番変わったのは朝です。前は目覚ましを3回スヌーズしても起きられなかったのに、今は1回で起きられる日がほとんど。朝ごはんを作りながら鼻歌を歌っていて、自分でびっくりしました」
そして何より大きかったのは、娘さんへの接し方の変化だったといいます。
「睡眠がちゃんと取れていると、心に余裕ができるんですよね。娘がコップをひっくり返しても、『あーあ、拭こっか』って笑えるようになって。前なら確実にイライラしていた場面なので、これが一番嬉しい変化でした。姿勢がよくなったねと夫に言われたり、肩こりが楽になっていたりと、嬉しいおまけもついてきました」
眠りに悩むママに伝えたい、私なりの工夫
寝かしつけ後の「10分ルーティン」
「寝かしつけのあと、スマホを見る前に、部屋を薄暗くしたまま習った呼吸とストレッチを10分だけやるんです。これをやった日とやらない日では、寝つきが全然違います。スマホはそのあと。順番を変えるだけでも違うと思います」
週1回・30分だから続いた
「ジムに通っていた独身時代は、1時間のレッスンが億劫で結局やめちゃったんです。30分って物足りないかなと最初は思ったけど、ママには絶対このくらいがちょうどいい。準備も含めて1時間で帰ってこられるから、家族に負担をかけずに続けられました」
無理をしない、頑張りすぎない。それが3ヶ月続いた秘訣のようです。

なぜピラティスで眠りが変わるの?インストラクターに聞いてみた
最後に、中百舌鳥店のインストラクターに、ピラティスと睡眠の関係を聞いてみました。
「眠りの悩みを抱える方は、呼吸が浅く、体が常に緊張モードになっているケースが多いんです。ピラティスの胸式呼吸で肋骨まわりをしっかり動かすと、呼吸が深まりやすくなり、リラックスを担当する自律神経の働きを助けると言われています。また、適度な運動で体温のリズムにメリハリがつくことも、眠りやすさにつながると考えられています」
ファーストピラティスのインストラクターは、全員がNSCA-CPTやPBJ認定などの資格を持つ専門家です。眠りの悩み、産後の体型、肩こりや腰痛など、一人ひとりの目的に合わせてレッスンをオーダーメイドしてくれます。
「効果の感じ方には個人差がありますが、まずは呼吸が変わるだけでも、夜の過ごし方が変わる方は多いですよ」とのことでした。
始める前に不安だったこと、正直に書きます
順調に見えるAさんの3ヶ月ですが、始める前にはたくさんの不安があったそうです。同じ気持ちのママも多いと思うので、正直に聞いてみました。
「お金、続けられるかな」問題
「正直、いちばん悩んだのはお金です。自分のためだけに毎月お金を使うことに、罪悪感みたいなものがあって」
Aさんは夫婦で話し合い、「カフェ代と夜中のネットショッピングを減らす」ことで月のレッスン代を捻出することにしたそうです。
「眠れない夜中のスマホ買い物、地味に使ってたんですよ(笑)。よく眠れるようになったらそれが自然となくなって、結果的に思ったより負担は増えませんでした。何より、イライラして家族に当たることが減ったので、夫は『安いもんや』と言ってくれています」
「子どもを預けてまで」という罪悪感
「最初は、娘を夫に預けて自分だけ出かけることに後ろめたさがありました。でも今は、ママが元気でいることが家族のためになるって、心から思えます。土曜の30分は、私が私に戻る時間。この時間があるから、残りの6日と23時間半を頑張れるんです」
「体が硬すぎて恥ずかしい」問題
「前屈で指が床に届かないレベルなので、笑われたらどうしようと思っていました。でもマンツーマンだから誰にも見られないし、インストラクターさんは『硬い方のほうが変化を感じやすいですよ』って。実際、その通りでした」
よく聞かれる質問にAさんが答えてみた
ママ友から実際に聞かれた質問への、Aさんなりの答えも紹介します。
Q. 子連れでも通える?
「私は土曜に夫に預けて通っていますが、店舗やお時間によっては相談に乗ってもらえるみたいです。まずは体験のときに聞いてみるのがいいと思います。スタッフさんが本当に親身なので、なんでも相談しやすいですよ」
Q. 週1回で本当に意味あるの?
「私も半信半疑でしたが、週1回でも3ヶ月続いたら体は変わりました。それより大事なのは、家でやる寝る前の呼吸10分。レッスンで正しいやり方を覚えて、家で毎日ちょっとずつ、の組み合わせが私には合っていました」
Q. 眠れるようになったら、もう通わなくていいんじゃない?
「最初は私もそう思っていたんですけど、今は『眠るため』だけじゃなくなったんです。姿勢も肩こりも変わってきたし、何より自分の体と向き合う30分が好きになってしまって。やめる理由がない、というのが正直なところです」
なお、眠りの変化の感じ方には個人差があります。Aさんのケースはあくまで一例ですが、「呼吸が変わると夜が変わる」という体験は、多くのお客様が口にされるそうです。つらい不眠が長く続いている場合は、医療機関への相談も併せて検討してくださいね。
眠りの変化を「見える化」したら、もっと続けたくなった
Aさんが3ヶ月続けられたもう一つの理由が、「睡眠メモ」だそうです。
「スマホのメモに、朝起きたときの体の感覚を一行だけ書くんです。『今日はすっきり』『夜中1回起きた』『なんか重い』みたいな、本当に一行だけ。これを始めたら、自分の眠りのパターンが見えてきて面白くなっちゃって」
記録を見返すと、レッスンに行った週は眠りの評価が良い日が多いこと、寝る前にスマホを長く見た日は翌朝が重いことなど、自分だけの傾向が浮かび上がってきたといいます。
「『眠れない』って、渦中にいるときは出口のないトンネルみたいに感じるんです。でも記録してみると、ちゃんと良い日が増えている。その小さな証拠が、続けるモチベーションになりました」。インストラクターにメモを見せると、その週の体調に合わせてレッスン内容を調整してくれることもあったそうです。マンツーマンだからこそできる、二人三脚の体づくりです。

まとめ
「眠れないのは、ママだから仕方ない」——そう諶めていたAさんの3ヶ月は、小さな一歩から始まりました。
寝つきが変わり、夜中の目覚めが減り、朝の体が軽くなる。そして何より、子どもに笑顔で向き合える余裕が生まれる。眠りが整うことは、ママ自身だけでなく、家族みんなの毎日を明るくしてくれるのかもしれません。
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