ピラティスを乗り換えた日のこと|グループから個別指導へ移った30代ママの、正直な記録
「行くのが、ちょっと億劫になってきたな」
そう思ってしまった自分に、いちばん驚いたのは自分自身でした。あんなに楽しみにしていたはずなのに。予約の画面を開いて、そっと閉じる。そんな日が、月に何度かあるようになっていたのです。
これは堺市北区にお住まいの30代のお客様が、中百舌鳥店に来てくださったときに話してくださったお話をもとにした記録です。ピラティスの乗り換えを迷っている方の、心の動きに寄り添えたらと思って書いています。
最初の3ヶ月は、本当に楽しかったんです
彼女がピラティスを始めたのは、下のお子さんが幼稚園に上がった春でした。
送り出したあとの静かな家。ようやく手に入った自分だけの時間を、何かに使いたかった。そう思って選んだのがピラティスだったそうです。
最初の3ヶ月は、驚くくらい楽しかったといいます。抱っこで痛かった腰が軽くなり、夕方に感じていたずっしりとした重さが減った。鏡を見て「あ、姿勢が変わってる」と気づいた日は、家に帰ってから旦那さんに写真を撮ってもらったとか。
同じレッスンに通う人たちとも、少しずつ顔見知りになりました。「今日も来られましたね」と笑い合う時間そのものが、育児の外側にある自分を思い出させてくれた。
だからこそ、半年経ったあたりから感じ始めた「あれ?」という感覚を、彼女はしばらく認めたくなかったそうです。

「変わらなくなった」と気づいた、あの日
きっかけは、些細なことでした。
保育園の運動会でしゃがんだとき、腰にピキッと嫌な感覚が走ったのです。以前ほど強くはない。でも、ちゃんと戻ってきていた。
「通ってるのに、なんで」
その夜、お風呂で鏡を見ながら、彼女はずっと考えていたそうです。サボってはいない。週に1回、ちゃんと行っている。宿題のように言われたことも家でやっている。
それなのに、最初の3ヶ月ほどの変化がない。
思い返せば、レッスン中に「あれ、今の合ってるのかな」と思う瞬間が増えていました。先生は前にいて、みんなに向かって説明してくれる。でも、自分の腰がどうなっているかまでは、鏡越しにも自分ではわからない。
「わからないまま、なんとなく動いてる時間が増えていたんです」
彼女はそう振り返りました。
誰にも言えなかった、後ろめたさ
じつは彼女がいちばん苦しかったのは、身体のことよりも気持ちのほうでした。
スタジオの先生は優しくて、通っている人たちも良い方ばかり。文句を言いたいわけじゃない。むしろ感謝している。
なのに「もっと自分に合う場所があるかもしれない」と考えてしまう自分が、なんだか薄情に思えて仕方なかったそうです。
「浮気してるみたいな気持ち、って言ったら変ですけど。誰にも相談できませんでした」
ママ友に言えば噂になるかもしれない。旦那さんに言えば「じゃあやめれば」と言われそう。誰にも言えないまま、彼女はスマホで「ピラティス 乗り換え」と検索しては、履歴を消す夜を繰り返していました。
もし今、同じ気持ちでこの記事を読んでくださっている方がいたら。その後ろめたさは、真剣に通ってきた人にしか生まれない感情だと、お伝えしたいです。

検索履歴を消す夜が、3ヶ月続いて
彼女が実際に動くまでには、それから3ヶ月かかりました。
背中を押したのは、意外にも小学生の娘さんのひとことだったそうです。
「ママ、ピラティス行くとき最近つまんなさそうな顔してる」
子どもは、よく見ています。
その夜、彼女はもう一度スマホを開きました。今度は履歴を消さずに。そして「なかもず ピラティス」で出てきたいくつかのスタジオを、じっくり見比べたそうです。
決め手になったのは、完全マンツーマンという文字でした。
「一人で見てもらえるなら、今の自分の腰がどうなってるか、ちゃんと教えてもらえるかもしれないと思って」
不安もありました。マンツーマンって緊張しそう。断りづらくなりそう。運動レベルが低いのを見られるのが恥ずかしい。
それでも、体験の予約ボタンを押したのは、娘さんの言葉が引っかかっていたからでした。
体験の日、「そこですね」と言われて涙が出そうになった
中百舌鳥店に来てくださった日のことを、私たちもよく覚えています。
カウンセリングで、彼女はぽつぽつと話してくれました。半年通ったこと、腰が戻ってきたこと、でも今のスタジオが嫌なわけじゃないこと。
姿勢と可動域を確認させていただいて、身体の使い方をいくつか見せていただきました。そして、右側の骨盤の動き方を見たときに、インストラクターが言いました。
「ここですね。右だけ、動きの最初でロックがかかってます」
その瞬間、彼女は少し黙り込んだそうです。
「ずっと、なんとなく右が変だと思ってたんです。でも、それを言葉にしてもらったのは初めてで」
半年間、自分の中でモヤモヤしていたものに、名前がついた。彼女は帰り道、駅までの短い距離で少し泣いてしまったと、あとで教えてくれました。
うまく説明できない不調が、誰かにちゃんと見てもらえた。それだけのことが、こんなに救いになるのかと。

「前のスタジオが悪かったわけじゃない」と気づけた日
移ってから2ヶ月ほど経った頃、彼女がこんなことを話してくれました。
「前のところ、悪くなかったんです。むしろ、あそこがなかったら今の私はいない」
最初の3ヶ月で得たものは、確かに本物でした。そもそも運動の習慣がなかった彼女が、週に1回スタジオに行くという生活を作れたこと。ピラティスという選択肢を知れたこと。その土台があったから、次に進めた。
「たぶん、いきなりマンツーマンだったら怖くて続かなかったと思うんです。前のところで体を動かすことに慣れたから、次に行けた」
乗り換えって、前を否定することじゃないんですね。彼女はそう言って笑いました。
この言葉を聞いたとき、私たちも救われる思いがしました。ピラティスに出会う入り口はいろいろあっていい。そして、その先で必要なものが変わったなら、変えていいのだと。
変わったのは、身体だけじゃなかった
移ってから半年。彼女の身体は、目に見えて変わりました。
右の腰の違和感はほとんど気にならなくなり、しゃがんでも怖くない。子どもを抱き上げるときの「よいしょ」が減った、と笑っていました。
でも、彼女がいちばん嬉しそうに話すのは、別のことでした。
「自分の身体のことを、自分で説明できるようになったんです」
どこがどう動いていて、何が苦手で、疲れるとどこから崩れるか。それがわかると、日常の中で自分で調整できるようになる。レッスンのない日でも、身体との付き合い方が変わっていったそうです。
30分という短い時間だからこそ、集中して自分の身体だけを見る。その積み重ねが、少しずつ「自分の身体の取扱説明書」を作っていったのだと思います。

乗り換える前に、彼女がやっておいてよかったこと
「もっと早く動けばよかった」と言いつつ、彼女は「でも、あの順番でよかった」とも話してくれました。
彼女が結果的にやっておいてよかったと感じているのは、次の4つでした。
まずひとつめ。やめる前に体験に行ったことです。「先にやめてたら、たぶん比べられなかったし、合わなかったときに戻る場所もなかった」。同じ身体で違う環境を体験できたからこそ、違いがはっきり見えたそうです。
ふたつめ。気になっていることを、下手でもいいから全部言ったこと。「右がなんか変、みたいな曖昧な言い方しかできなかったんですけど、そこから拾ってもらえました」。うまく説明しようとしなくていい。むしろ言葉になっていない違和感こそ、伝える価値があるのだと彼女は言います。
みっつめ。通う時間帯を、生活に合わせて考えたこと。以前は「空いている枠に自分を合わせる」感覚だったのが、「自分の一日のどこに置くか」から考えるようになった。登園後の朝の時間に固定してからは、行けない日がほとんどなくなったそうです。
よっつめ。家族に、ひとこと伝えたこと。「変えようと思ってる、って旦那に言ったら、あっさり『いいんちゃう』って。ずっと一人で抱えてたのがバカみたいでした」。抱え込むほど大ごとに感じてしまうけれど、口に出すと案外あっけないこともある。
よくある不安に、彼女なりの答えを
体験に来られる方から、彼女とまったく同じ不安をよく聞きます。せっかくなので、彼女の言葉をそのまま置いておきます。
「マンツーマンって、緊張しませんか?」
「めちゃくちゃ緊張しました、最初の5分だけ。でもすぐ、誰とも比べなくていいってこんなに楽なんだって思いました。グループのとき、私けっこう周り見てたんですよね。あの人みたいに動けないなって」
「断りづらくなりませんか?」
「私も一番それが怖かったです。でも、その日は『考えます』で普通に帰りました。しつこく連絡が来ることもなかったです。決めたのは、二週間くらい経ってからでした」
「運動が苦手でも大丈夫ですか?」
「私、学生時代ずっと体育2でしたよ。でもマンツーマンって、できない前提で組んでもらえるんです。むしろグループのほうが、ついていくのが必死でした」
「子どもの急な発熱で行けなくなったら?」
「そこは正直に相談しました。育児中の人が多いスタジオだと、その辺の話が通じるんですよね。分かってもらえるだけで、罪悪感がだいぶ減ります」
不安はあって当然です。むしろ不安があるということは、それだけ真剣に考えている証拠でもあります。
不安をゼロにしてから動く必要はありません。不安を抱えたまま、一歩だけ確かめてみる。それくらいの温度でちょうどいいのだと思います。

迷っている方へ、彼女から伝えたいこと
「もし、あのとき動かなかったらどうなってたと思いますか」
そう聞いてみたことがあります。彼女の答えは、こうでした。
「たぶん、やめてたと思います。物足りないまま通い続けて、だんだん行かなくなって、そのまま自然消滅」
だから、迷っている人には「やめる前に、比べてみて」と伝えたいそうです。
やめてしまうと、ピラティスそのものから離れてしまう。でも、環境を変えるだけなら、続けられるかもしれない。
「合わないのは自分じゃなくて、今の組み合わせかもしれないですよ」
彼女のこの言葉が、私たちはとても好きです。
続かないのは意志が弱いからじゃない。変化がないのは頑張っていないからじゃない。ただ、今の自分と今の環境の相性が、少しずれてきただけかもしれない。
まとめ
ピラティスの乗り換えを迷う時間は、決して無駄な時間ではありません。
その迷いは、自分の身体に真剣に向き合ってきた人にしか訪れないものだからです。何も感じていなければ、迷いすらしないはずですから。
大切なのは、迷いを「後ろめたさ」として抱え込まないこと。前の場所で得たものはちゃんと自分の中に残っていて、その土台があるから次に進めます。
そして、やめる前に一度だけ、比べてみてください。同じ身体で違う環境を体験すると、驚くほどはっきりと違いが見えます。その結果、今のスタジオを続けると決めるのも、立派な答えです。
あなたの身体は、あなたのものです。どこで、誰と、どう向き合うか。それを選ぶ権利は、いつだってあなたにあります。
中百舌鳥店で、まず一度くらべてみませんか
ファーストピラティス中百舌鳥店では、完全マンツーマンの体験レッスンをご用意しています。
今通っているスタジオがある方も、どうぞそのままでお越しください。やめてから来る必要はありません。まずは比べていただくための体験だと思っていただけたら嬉しいです。
カウンセリングでは、これまでどこで何をしてきたか、いま何が気になっているかを、ゆっくり伺います。うまく言葉にできなくても大丈夫です。身体を見せていただければ、こちらから見つけていきます。
しつこい勧誘はいたしません。ご自身で確かめて、ご自身で決めていただくのがいちばんだと思っています。
ファーストピラティス中百舌鳥店
・中百舌鳥駅すぐ
・女性専用/完全マンツーマン/30分コース
・全インストラクター有資格者(NSCA-CPT、PBJ認定等)
・公式サイト https://www.first-pilates.com/store-nakamozu
新金岡、北花田など堺市北区エリアからも通いやすい場所にあります。お子さんの登園後や、お仕事前のすきま時間にも組み込みやすい30分。まずは気軽に、のぞきに来てください。




